【活動報告】福島県地域医療復興事業、福島県言語聴覚士会県民講演会

令和2年12月6日日曜日10:00~12:00に福島県地域医療復興事業、福島県言語聴覚士会県民講演会を開催しました。今回は、東北大学大学院の川崎聡大先生を講師に「発達障害とその支援」をテーマにご講演いただきました。

当会としては3回目のオンラインによる講演会となりましたが、当日は県内外から参加者164名と、北は青森(弘前)、南は熊本まで遠方の方にもご参加いただきました。また、県民講演会であったこともあり、当事者の方やご家族、放課後等デイサービスの職員など多くの方に聞いていただけたかと思います。

講義ではASD(自閉症スペクトラム障害)、ADHD(注意欠如多動性障害)、SLD(限局性学習症)について事例も交え、濃密な内容をわかりやすくお話をしていただきました。日々の関わりの中で留意する点についても多く教えて頂き、子どもや他者との関わり方の振り返りや気づきにつながったかと思います。

今回の講演では成人領域に関わる方にも多くご参加頂きました。先生の最後のスライドの3つの意識改革“「支援」「常識・当たり前」「平等」の概念を変える”という言葉は、コミュニケーションに関わる専門家である私たち言語聴覚士それぞれの胸に残ったかと思います。

資料配布については、今回初めてチャットからダウンロードをするかたちになりました。その点についても多くのご意見を頂いております。次回の講演会に皆さまのご意見を活かしていきます。

また例年、県民講演会は県民相談会や言語聴覚士について紹介するパネルの展示を行い、多くの方に言語聴覚士を知って頂く機会となっております。今回は講演会の前に、当会の志和副会長よりスライドを用いて言語聴覚士についてお話をして頂きました。今後も様々な場で、方法で多くの方に言語聴覚士について知って頂けるよう取り組みをすすめてまいります。

最後にご講演をされた川崎先生をはじめ当日の講演会を準備された先生方、当日ご参加頂きました皆様に心より感謝を申し上げます。

                         広報部  櫻井 亘