(活動報告)”平成27年度地域づくりによる介護予防推進研修会”へ参加しました。

日時 平成27831日(日)100012:40
場所 郡山市中央公民館 多目的ホール
 
<内容>
介護予防は、高齢者が要介護状態などとなることの予防または要介護状態などの軽減、もしくは悪化の防止を目的として行うもので、生活機能の低下した高齢者に対しては、リハビリテーションの理念を踏まえて、『心身機能』『活動』『参加』のそれぞれの要素にバランス良く働きかけることが重要となります。これまでの介護予防の手法が、『心身機能』改善を目指す機能回復訓練に偏りがちでしたが、これからの介護予防においては、日常生活の『活動』を高め、家庭や社会への『参加』を促すことに目を向け、住民運営の通いの場を充実させて、人と人とのつながりを通じて、参加者や通いの場が継続的に拡大していくような『地域づくり』を推進する必要があります。そのため、今回の研修会では、先駆的に住民主体の介護予防活動に取り組んでいる自治体職員から講義、実践報告をいただき、従来の二次予防事業を主体とした手法から、「地域づくりによる介護予防」への方針転換が図れるように支援する目的で開催されました。
参加者数は267名(リハビリ専門職59名、内ST6名)で、高知市保健所長の堀川様と福島県医科大学の早川様からの御講話と、福島県内で平成26年度より介護予防モデル事業に参加されている地域からの実践報告がありました。内容としては、高齢化率と介護負担額の推移、虚弱高齢者に対する筋力トレーニングの必要性と頻度や負荷量、介護予防事業の目的と効果、地域展開と支援の具体的方法などで、特に住民主体に継続するための関わりは重要な視点であることを知ることが出来ました。
 
 

平成27年度県士会総会・講演会が開催されました。(5月24日)

去る5月24日、県内から会員115名が集まり、「平成27年度 一般社団法人福島県言語聴覚士会 総会・講演会」が郡山市の南東北病院NABEホールで開催されました。

総会に先立ち、選任された13名の理事及び2名の監事の紹介があり、また、理事の互選により、会長が阿久津由紀子先生(芦ノ牧温泉病院・竹田綜合病院)、副会長が志和智美先生(あづま脳神経外科病院)と山田奈保子先生(福島県総合療育センター)となったことが会員に報告されました。

総会では、平成26年度事業報告、監査報告、平成27年度予算案が審議され承認を受けました。

続けて開催された講演会では、山梨県言語聴覚士会会長の内山量史先生(日本言語聴覚士協会 副会長)を講師にお招きして「これからの地方組織に求められること~2025年に向けて我々が何ができるのか~」とのテーマでご講演を頂きました。今後ますます進行する高齢化社会の中で、言語聴覚士が”地域包括ケアシステム”の中でどのように関わっていくべきなのかなどとても大きなテーマでしたが、内山先生は分かりやすくスライドなどで説明して頂きました。終了後、参加した経験年数の少ない会員に聞いてみると、「とても勉強になりました」との声もありました。遠方より新幹線でお越し下さった講師の内山先生、本当にありがとうございました。

最後は、毎年恒例の全員での集合写真撮影、および本年度の新人会員26名の写真撮影があり、お開きとなりました。

平成27年度総会および特別講演会

日時:平成27年5月24日(日) 9:40〜12:00(受付開始 9:00〜)
場所:総合南東北病院 北棟 NABEホール

〒963-8563 郡山市八山田七丁目115
Tel:029-934-5718内容:

1.総 会(9:40〜10:20)
2.研修会(10:30〜12:00)
・演題:「地域包括ケアシステム構築に向けて(仮)」
・講師:内山量史先生(山梨県言語聴覚士会長)

*研修会は会員参加無料・非会員500円
*日本言語聴覚士会生涯学習プログラムポイント取得対象研修会