月別アーカイブ: 2016年7月
南相馬視察ツアーが開催されました(6/25・26)
平成28年6月25日(土)、26日(日)の2日間、震災時の状況、復興へ向かう施設、今私達に出来ることを知り、深めるために、南相馬視察ツアーが開催されました。福島県言語聴覚士会の理事、相双地区の言語聴覚士、会員など、2日間で15名の言語聴覚士が参加致しました。
1日目は、みなみそうまラーニングセンター、南相馬市立総合病院、浜通り訪問リハビリステーションを見学させて頂きました。
2日目は、南相馬みんなの遊び場、南相馬ソーラー・アグリパーク、沿岸部(小高から浪江方面)を見学させて頂きました。
南相馬市立総合病院では、理学療法士 小野田先生より、震災直後の避難の様子や活動をお聞きし、災害時に一人の人として、セラピストとして何が出来るのかと考える機会となりました。浜通り訪問リハビリステーションでは、言語聴覚士 熊谷先生より、多職種、他機関との連携を大切に地域で働く様子をお聞きすることが出来ました。また、南相馬ソーラー・アグリパークをはじめ、小児向けの施設見学からは、楽しく遊び、考え、行動していくことが出来る未来を担う子供たちを育成する施設が充実していることを知ることが出来ました。
相双地区の皆さんが凄まじい経験をしたことを受け止め、私達言語聴覚士としては、普段から地域に向けた支援活動を行うこと、また、人材育成を大切にし、今活躍出来るセラピストを育てることが大切であると学ばせて頂きました。とても貴重な見学をさせて頂いたことに感謝し、一人一人が大きな志を持ち行動して、今後の活動に励んでまいりたいと思います。
春日訪問看護ステーション
髙橋香織
平成28年度福島県言語聴覚士会総会・講演会を開催しました。(5/15)
去る5月15日、南東北病院NABEホールにて『平成28年度一般社団法人福島県言語聴覚士会総会・講演会』が開催されました。
阿久津会長よる開会の挨拶の後、昨年度の事業報告や監査報告、さらに今年度の計画が審議され、承認されました。また、今年から編成された組織体制について紹介があり、組織図となって示されたことで各部の取り組みがより分かりやすくなりました。新規会員も40名程度とこれまでにない人数で、総会出席も200名を超えました。
次に、長谷川賢一先生(東北文化学園大学教授)より『言語聴覚士の臨床と研究の心構え~45年の経験から~』について講演会がありました。私たちが臨床でリサーチマインドを持ち続けることの大切さや、これからの言語聴覚士に求められるもの、また選ばれる専門職になるためのポイントを講演頂きました。新人さんにとっても非常に貴重な時間になったのではないかと思います。
昼には初めて開催された『施設代表者会議』があり、各施設の代表者が出席し、昼食をとりながらの懇談となりました。山田副会長より、今後の県士会の取り組みについての話しもあり、顔の見える関係づくりの第一歩となりました。
午後からは、市民公開講座として『いつまでも食事を楽しむためにできること~安全に、しっかりと食べるために~』という内容で、午前に引き続き長谷川賢一先生に講演を頂きました。嚥下のしくみから栄養、実際の訓練方法など最近の話題も含まれたお話しは大変興味深く、明日からの臨床ですぐに役立つ内容でした。早速試されている方もいらっしゃるのではないかと思います。
天候にも恵まれ、新年度の福島県言語聴覚士協会の出発にふさわしい一日となりました。最後になりましたが、長谷川先生におかれましては、最後の理事会まで出席しご助言を頂きました。この場をおかりして感謝の意を表したいと思います。本当にありがとうございました。
<新入会員の皆さま>
<集合写真>
9/9・10(埼玉)国リハ研修会「ことば・コミュニケーションの障害と関係発達的アプローチ」
(情報提供元:国立障害者リハビリテーションセンター)