[活動報告]第2回ふくしまの未来を医療で担う夢応援事業における医療体験セミナー

福島県教育委員会主催「第2回ふくしまの未来を医療で担う夢応援事業における医療体験セミナー」に参加して参りました。

9月18日(日)ビックパレット福島で行われた医療体験セミナーに9名で参加して参りました。全体で約400名の中学生が参加する中、皆様のご協力のもと、合計約220名ほどの中学生に、①嚥下音の聴診体験(約193名)、②ラリンクスの体験(約120名)、③失語症患者さんに対応する体験(約69名)を体験していただけました。感動を素直に言葉に表したり、びっくりして笑ってしまったり、楽しく体験できたようでした。質問したり、パネルを読んだりと、積極的に体験している学生が多かったかと思います。12時30分から15時まで、途切れることなく学生が訪れ、昨年同様にぎわっておりました。ご参加くださった先生方には、臨機応変に対応していただき、誠に感謝しております。

また「私は言語聴覚士」の展示はとても好評でした。写真を提供して下さった先生方にも、感謝申し上げます。このようなイベントで、1人でも多くの中学生が言語聴覚士に興味を持っていただけたら嬉しいと思います。

(福島テレビ 9月30日(土)サタふく(11:00~12:55)番組内にて放映)

[研修報告]トップランナーセミナー報告

トップランナーセミナーの報告

2017年11月4日、郡山市のホテルハマツにてトップランナーセミナーが開かれました。

これは、地域包括ケアおよび介護予防に資する人材育成プログラムの一環で企画されたもので、PT・OT・STそれぞれの協会の会長(トップ)の話しを聞く非常に有意義なものでした。

 当日は、STから40名、PT80名、OT80名、計200名の参加がありました。

 PT協会の半田会長、OT協会の荻原副会長の講演は、STにとってPT、OTの動きを知るよい機会となりました。

ST協会からは、深浦会長が講演され、言語聴覚士の現状や私たち言語聴覚士が目指すべき道を話して下さり、会員の皆さんも自分たちの働いている福島県でこのような会長の話を聞くことができる貴重な時間だったかと思います。

 アンケート結果でも、『各士会の会長の話しを聞くことができ、非常に勉強になった。』『分かりやすかった』とよい答えが多くありました。

 今後も、この研修会で学んだことを活かして地域活動のスキルアップを進めていきたいと思います。皆さま、ご協力よろしくお願いします。

[研修報告]導入研修報告

導入研修について

2017年10月19日(土)、コラッセふくしまにて『介護予防人材育成プログラム』の導入研修を実施しました。講師は、昨年度に引き続き黒羽真美先生を招き、宮城県言語聴覚士会との合同研修会となりました。

参加者は福島県士会25名(宮城県士会より12名)の参加があり、各地域で3~5名の方が導入研修を終えました。午後の1コマ目に、各県士会からの報告の時間があり、当県士会より、星総合病院の芳賀さんが「郡山地域での取り組みについて」発表しました。昨年度と比し、実践に基づくものが多く、非常に分かりやすく、グループワークも和やかな雰囲気で行われました。

研修会終了後には福島駅近くのレストランで、黒羽先生を囲んだ懇親会もあり、20名という多くの方

の参加があり、お互いの交流も深めることができる貴重な機会でした。

講師の黒羽先生、本当にありがとうございました。

 

[活動報告]健康長寿いきいき県民フェスティバル報告

「健康長寿いきいき県民フェスティバルに参加」

平成29年10月22日福島県初の介護予防イベント「健康長寿いきいき県民フェスティバル(福島県主催)」へ参加してまいりました。

このイベントは、介護予防や高齢者の社会参加の重要性について、知っていただくために福島県が主催し開催されたものです。

言語聴覚士ブースでは、2つの内容を企画しました。1つ目は、「きこえについて」の情報提供のブース。認知機能低下予防にはきこえの環境を整えて、常に周囲からの情報を受け取ること大切です。毎日が楽しいコミュニケーション環境となるように、また認知症予防にもつながるきこえについて正しく理解していただけるように情報提供を行いました。日頃不安を抱えている方からの相談や、これからも若々しい生活を送りたい!という方からのご質問などいただきました。

2つ目の企画としては、体験型ブース「声と飲み込みのチェックコーナー」。

ここでは、ご自身の飲み込み力をチェックするコーナーを設け、力試しを兼ねた簡単なスクリーニングや自主トレーニングのご紹介などを行いました。なんと200人を超える方に体験いただきました。ありがとうございました。飲み込みの変化は脳卒中などの病気を原因とするものだけではなく、加齢に伴う身体の変化でも起きることを体験していただきました。気づくきっかけは介護予防への第一歩です。

[活動報告]福島県言語聴覚士会 県民講演会

平成29年12月3日、郡山市中央公民館多目的ホールにて“「みんなで創る地域包括ケアしシステム」~言語聴覚士と共に考える~”をテーマに福島県言語聴覚士会学術講演会・県民講演会が開催されました。

講演1 「郡山市の地域包括ケアシステム推進体制」について郡山市保健福祉部地域包括ケア推進課課長 安藤博様

講演2 「『退院調整ルール』策定を通じて地域包括ケアシステムを考える」について郡山市保健所所長 阿部孝一様

講演3 「若さを保ついきいきコミュニケーションと元気なのみこみ」について福島県言語聴覚士会 志和智美 副会長

安藤様からは、郡山市における地域包括ケアを中心に取り組みを紹介して頂きました。結びでは2025年度問題において、専門職、言語聴覚士に求められる事として、①聴覚の評価や補聴器の助言や指導、②失語症やコミュニケーションに困難を抱える方が地域活動へ参加できるような助言や指導、③地域で生活を送る方のよりよいコミュニケーション環境づくりの提案など地域貢献への期待が寄せられました。

阿部様からは地域包括ケアの歴史を紐解きながら現在に至るまでの流れを、また県中圏域における退院調整ルール策定までの取り組みについて講演頂きました。

志和副会長からは、話す、飲み込む視点から元気な生活やコミュニケーションのコツを教えて頂きました。

地域の中で私達、言語聴覚士が存分に持てるスキルを発揮できるよう、各市町村における地域包括ケアへの取り組みを各自が学び、求められているニーズを把握する事は大切であります。今回ご参加できなかった会員の皆様も、次の機会に参加して頂ければと思います。

                                                広報部 櫻井 亘