[活動報告]認知症サポーター養成講座

平成29年8月6日(日)、竹田綜合病院竹田ホール(会津若松市)にて福島県言語聴覚士会主催認知症サポーター養成講座(90分)が行われました。認知症キャラバンメイトである阿久津由紀子会長より認知症の基礎のお話があり、その後、遠藤祐子先生(竹田健康財団認知症デイサービスOASIS)より認知症への対応について講義頂きました。遠藤先生のお話は大変ユニークであちらこちらから笑い声が上がり、真剣ながらも楽しく認知症への理解を深めることができました。講義後は、グループワークで、認知症の方の行動や気持ちについて考え、よりよい支援について意見交換を行いました。認知症を他人ごとではなく、自分ごととして学ぶ事が出来ました。35名が受講し、最後に認知症サポーターの証のオレンジリングを受け取りました。

文責:渡辺佐和

2/9-10第41回日本嚥下医学会総会・学術集会・ポストコングレスセミナー 2/25GPRJ

詳細は、こちらをクリックしてご確認下さい


また2月25日には「Global Postlaryngectomy Rehabilitation Academy Japan(GPRJ):喉頭摘出および喉摘後リハビリテーションについての集学的アプローチについてのセミナー」

が仙台で開催されます。こちらも奮ってご参加下さい。

※申込み締め切りが1/31となっておりますが

今回締め切りの期限を設けておりませんので、引き続き参加をご検討下さい

当日参加も可能との事です

1/28 第12回福島高次脳機能障害リハビリテーション講習会

第12回福島高次脳機能障害リハビリテーション講習会

【日時】平成30年1月28日(日)午後1時00分〜

【場所】 総合南東北病院 大講堂

     郡山市八山田7丁目115番地 電話024-934—5322

【内容】

「高次脳機能障害の支援~社会参加を支えるために~」

講師:国立障害者リハビリテーションセンター

    自立支援局 第一自立訓練部 生活訓練課 課長

     四ノ宮 美惠子 氏

「解らなくても、理解しようとする心を大切に」

講師:ハイリハ・ジュニア 副代表

     畠山 恵子  氏

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[研修報告]セミナー2017「言語発達研究と言語聴覚療法~それらをどうつなぐか?~」

2017年7月30日(日)、竹田綜合病院竹田ホール(会津若松市)にて、セミナー2017「言語発達研究と言語聴覚療法~それらをどうつなぐか?~」が開催されました。このセミナーは、公益社団法人日本心理学会幼児言語発達研究会主催、一般社団法人福島県言語聴覚士会共催にて開催されました。<小児臨床>・<情報工学>・<心理学>の3分野を代表するトップの先生方の貴重なご講演を拝聴することが出来ました。

<小児臨床>言語聴覚士のリハビリテーション現場での言語発達研究:阿久津由紀子会長(竹田綜合病院)、小林哲生先生(NTT研究所)

言語発達分野の基礎と臨床との連携や情報交流が必要であること、言語発達基礎研究の最近のトピックス、現在進行中の研究プロジェクトをご紹介頂きました。

<情報工学>失語症者の言語訓練現場におけるタブレット・ロボット活用研究:黒岩眞吾先生(千葉大学)

慢性期失語症者の訓練にタブレット・ロボットの活用を試みたケースの紹介があり、実際に自宅に貸し出しての練習の様子を提示して頂きました。このような機器は訓練やST育成にも生かすことが出来る可能性があると話されていました。

<心理学>言語発達心理学の最前線:針生悦子先生(東京大学)

言語発達の基礎的な過程(言語音を作り出す、音声を聞く、単語の意味を学習する)について分かりやすく丁寧に教えて頂き、言語発達に重要な時期とその特徴を再認識することが出来ました。

セミナー後は、ポスター発表のセッションがあり、和やかながら活気ある交流をもつことができました。日々の臨床だけでなく、それを支える基礎研究に目を向け、日々進歩する情報工学にも関心を持つことで、臨床の幅が広がり、言語聴覚療法の質の向上に繋げることが出来ると実感した一日でした。

 

文責:斎藤貴美子(竹田綜合病院)