<活動報告>学術講演会「リハビリテーション医がSTに望むこと」(3/12)

3月12日、郡山市の総合南東北病院NABEホールにおいて、当会主催の学術講演会が開催されました。

講演に先立ち、吉田正幸理事(星総合病院)より、「福島県言語聴覚士会 災害リハへの取り組み」と題し、当会における災害リハに対する取り組みの状況について説明がありました。


続いて、福島県立医科大学リハビリテーション医学講座の大井直往先生による『リハビリテーション医がSTに望むこと』と題した講演会が行われました。

大井先生は、私たちSTも勤務する県内での複数の病院で、リハビリテーション医として診療にあたっていらっしゃるほか、聴覚障害や知的障害がある方々のスポーツ活動の支援なども行っていらっしゃいます。

ご講演では、聖書の中に登場する「ことばの力」のお話から、吃音、失語症、発達障害、障害のある方の社会参加、福祉先進国における福祉政策、嚥下障害のリハビリテーションのことなど、STに関わりのある幅広い分野の内容について、先生のご経験を交えつつ、とても分かりやすくお話を頂きました。

講演の最後は、STへの御礼の言葉で結ばれました。

県内の多くの会員が、今後も診療や地域での勉強会を通じて大井先生と関わる機会があるかと思います。日々診療にお忙しい先生かと思われますが、ときには、STも先生とご一緒にゆっくりお食事しながらお話させて頂きたいです。


(文と写真:大平裕)