活動報告 令和2年度スキルアップセミナー「介護保険」

2020年10月28日(水)に令和2年度スキルアップセミナーを開催しました。

平日の18時に、オンラインでの開催という初の試みでしたが、参加者は90名を超え、県士会員はもとより、北海道から九州まで全国各地から参加いただきました。

 セミナーでは「介護保険」について、当会理事の櫻井亘先生にお話しいただきました。前半は介護保険制度について、後半は老健での生活期のリハビリについて、ご自身の実践や思いを含めながらのお話でした。趣味や性格など様々な角度から利用者さんをとらえて、それぞれに合った意欲の引き出し方、できることの増やし方を考え実践していくなど、老健だけでなく、すべてのSTにも大切にしたいと感じられる内容でした。

 質疑応答の時間は、Zoomのチャット機能で質問を募りました。「一日のスケジュール(通所の方と入所の方の組み方)はどのようにされているか」「回復期リハからの報告書で必要な情報は?」など、業務に即した内容の質問が多く寄せられました。

 参加者の所属施設は老健、病院、小児施設など様々でしたが、「介護保険でのSTのあり方を学ぶことができた」「より生活に根差したリハビリを提供していきたい」など、明日からの業務に活かせる内容に好評をいただきました。ご参加いただいた皆様、ありがとうございました。

 

(学術部:上原麻美子)

活動報告 小児分科会主催「脳からわかる発達障害」

令和2年9月5日(土)14:00~15:30、小児分科会主催で神戸大学大学院の鳥居深雪先生による「脳からわかる発達障害」のご講演をいただきました。今回、当会初のオンライン開催となりました。不慣れな中での準備ではありましたが、鳥居先生からも「わかりやすいZoomの使用方法」の資料を頂戴し、初心者向けのオンライン受講練習の機会も設け、県外の参加者を含め76名の方にご参加いただきました。

当日は、鳥居先生より脳機能から理解するADHD(注意欠如・多動症)やASD(自閉スペクトラム症)、2次的な問題の予防、薬物療法など貴重なお話を伺うことができました。加えてライフステージに即した課題のお話も伺うことができ長いスパンで支援していく必要性も学ぶこともできました。開催後のアンケートで「大変、わかりやすい内容だった」「満足した」というコメントが多く聞かれました。

 なかなか収束が見えないコロナ禍の中、当会として総会をはじめとした県士会行事を中止せざるを得ない状況にありました。今回、初の試みで開催されたオンライン研修でしたが

オンラインだったからこそ、なかなか来県は叶わない鳥居先生にご講演をいただけたことは大変貴重な機会となりました。

鳥居先生の「福島の子どもたちのために」という想いでご快諾いただいた機会でしたが、この想いが次につながることを切に願い、会として提供できる情報の発信をしていけたらと思っております。

(小児領域:山田奈保子)

活動報告 地域包括ケア導入研修

令和2年8月2日、国際医療看護福祉大学校において、導入研修が開催されました。今回の導入研修は、新型コロナウイルス感染症の影響で、例年通りの開催が難しく『会場参加型研修会における感染予防ガイドライン(日本言語聴覚士協会)』に準じて実施しました。

 当日は8名の参加があり、地域包括ケアシステムや自立支援型地域ケア会議における言語聴覚士の役割を共有することができました。

 参加者からは、グループワークを通して実践的な知識やテクニックを学ぶことができたという声が聞かれました。

 現在、県内では54名の助言者が活躍しています。来年度は62名になる予定ですが、自立支援型地域ケア会議の開催市町村数が増加した圏域では、圏域をまたいだフォローが必要となってきています。

県士会としては、自立支援型地域ケア会議や通いの場への関与などを含めた活動に対して、バックアップ体制づくりを進めています。今後の活動について質問等ありましたら、各圏域の地域包括ケア委員にご相談下さい。最後に、快く会場や設備をお貸しいただきました国際医療看護福祉大学校様に深く感謝申し上げます。

(地域包括ケア委員長:板東竜矢)

 

令和2年度在宅リハビリテーション従事者研修会

日時:2020年10月31日(土)~11月1日(日)

対象:理学療法士、作業療法士、言語聴覚士

受講料:日本理学療法士協会、日本作業療法士協会、日本言語聴覚士協会

   (会員)9,900円税込み(会員)

   (非会員)15,400円税込み

受付期間:当初の受講申し込み期限は10月4日(日)でしたが、10月15日(木)まで延長し、多くの方々の受講をお待ちしております。

プログラム等詳細はこちらからご確認下さい。

一般社団法人日本災害リハビリテーション支援協会 法人化記念講演開催について

1、講演日・時間 

令和2年10月2日17:00~18:00

2、当日プログラム

  1)本会代表挨拶

  2)記念講演

  3)本会役員挨拶

3、記念講演

  講演題目:「災害時の感染症対策  -新型コロナウイルス感染症を含め-」

講  師:JRAT顧問:東北医科薬科大学医学部教授 賀来満夫先生

講師略歴:専門分野 感染症学・感染制御学・臨床微生物学

所属学会専門医等  日本内科学会、日本環境感染学会、日本感染症学会、  日本化学療法学会、日本臨床微生物学会、日本バイオセキュリティー学会、日本マイコプラズマ学会、 内科認定医、感染症専門医・指導医、インフェクションコントロールドクター、抗菌薬臨床試験指導者、臨床検査専門医

その他:WHO専門家

4、入場等

  先着 1,000名(開場16:30~)

  申込方法 本会ホームページに申込フォームURLを記載しますので申し込みください。先着順にID・パスコードをご連絡いたします。ただし、回答の都合上9月30日(水)12:00までの申し込みとします。満席になり次第締め切ります。

5、入場資格

 加盟団体関係者・地域JRAT参加者等広く参加を募っております。

 案内はこちらのPDFファイルをご確認下さい